ステロイドの離脱を乗り越えることは大変ですが、アトピー性皮膚炎の改善には避けることはできません。
【ステロイド依存症か?】
ステロイド剤に依存した状態かどうかはステロイド剤を中止してみればわかります。
① ステロイド剤を使用していても症状が改善されない。
② 皮膚の色が赤黒い状態で、部位によっては象皮症のごとく肥厚がある。
この人がステロイド剤を中止する
【初期の離脱症状】
早い人で翌日、遅い人でも1週間ぐらいで皮膚の変化が現れます。
① 初期はテレビ等を見て集中している時は痒みを感じない。
② 入浴後、食後、就寝後、身体の温まった時、イライラしたり、怒ったり、悲しんだりした時に強くひっかいて出血。
③ 手足の冷え、倦怠感、便秘等、自律神経失調症に関わる症状。
【本格的離脱症状】
皮膚の赤みをおびた箇所を掻き壊すと、出血後に異臭を放つ黄色い体液が出始めます。痒みは徐々に広まり、“ちくちく・むずむず„した痒みがおそいます。
○ 副腎機能のダメージの少ない人の場合は、痒みは続きますが早ければ3ヶ月~6ヶ月以内に離脱後期の状態になります。
○ 副腎機能に強いダメージがある場合、その後炎症は徐々に広がり、ステロイドを塗っていなかった部分にも掻きこわしがでてきます。
○ リンパが腫れ、皮膚が黒ずみ、脱毛、眉毛等、身体の毛が一時的に落ちてしまう。黄色い体液は炎症、掻きこわしのない場所からも絶え間なく出始める。
○ 体調面で不眠状態が続いて、夜はほとんど眠れない。1日の睡眠時間が4~5時間と少なくなり、熟睡がむずかしい。
○ 倦怠感が強く出て、微熱が続いたり、夏に寒さに震えたり、冬に汗をかいたり体温調節ができなくなります。
○ ステロイドの副作用で免疫力が落ち、風邪をひくことが多くなります。
○ 皮膚はヘルペス、カポジ水痘様発疹、黄色ブドウ状球菌、白鮮菌などの日和見感染による感染症にかかりやすくなります。
※ステロイドの離脱症状は必ず自分で乗り越えることができます!ただしそのための改善法 を一緒に実践していかねばなりません。
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