アトピー性皮膚炎と副腎機能

寒くなったり、暖かくなったりと体調をこわしやすいですね。
 
全国的にもインフルエンザが猛威をふるっており、アトピー性皮膚炎の方は皮膚症状が悪化しないように気をつけて下さいね。
 
最近皮膚病の相談を受けていると、ステロイド剤を長期使用している方が何と多いことか・・・。
 
中には顔にベリーストロングのステロイド剤を使用している方もおられました。
 
副腎皮質ホルモンの中で、ステロイド剤に使われている「糖質ホルモン(コルチゾール)」は生命維持にとって不可欠な大切なホルモンです。
 
身体は急激なホルモンの消費状態、又は何らかの原因による欠乏状態に対応するために血液中に「CBG(コルチゾール結合グロブリン)」というものを持っています。
 
このCBGには血中におけるコルチゾールを一時的に捕らえ「貯金」をしておく
働きがあります。
 
身体がコルチゾールの慢性的な欠乏症に陥った時、この貯金を解いて血中にコルチゾールを放出します。
 
ステロイドを止めてもらって治療に入ると、最初の離脱期をクリアしたら、このまま回復期に入ったかにみえる場合があります。
 
これはCBGの貯金を使うことにより一時的に症状を回復させているからです。
 
しかし副腎機能が回復したわけではないから、貯金を使い果たしてしまえば再度の離脱症状はさけられません。
 
治ったと思って無理な生活を再開すると、またアトピー性皮膚炎の症状が悪化します。
 
風邪の病みあがりに無理をすると風邪をこじらせやすいのと同様です。
 
再び副腎機能の低下による離脱症状が出てきます。
 
長い間のアトピー性皮膚炎改善には、身体の異常状態を正し、正常な機能に戻し、さらにきれいな肌を定着させるために、治ったと思っても2年ぐらいは治療を頑張りましょう。
 


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