最近は男性の高齢者の陰部湿疹の相談が多いですね。
若い方もいるのですが、やはり年をとると皮膚の抵抗力も弱って場所的に痒みがでやすいのでしょう。
昨年の3月に陰部湿疹で相談があった岩手県の73歳の男性の方。
数年前から陰嚢と股の付け根に痒みと赤みが出て市販の薬で治っていたが、いよいよ治らなくなり病院でマイザー軟膏(作用がかなり強力なステロイド)が処方され、最初は治っていたが、だんだん治らなくなり最近は毎日塗っているとのことでした。
痒いというよりも痛くて真っ赤になっていて、下着があたってヒリヒリするそうです。
糖鎖栄養素カタライザー、スパエナジー(大分県別府明礬温泉湯ノ花エキス)、マスマリンリキッドで治療を開始。
1ヶ月後には、赤い湿疹がだいぶ少なくなってヒリヒリ感があったのが、下着にあたってもあまりヒリヒリしなくなったとのことです。
2ヶ月後、だいぶ良くなったと思ったら、また赤みが出て、痛みはないが痒いとのこと。
5月に入り暖かくなってきたからか、患部が少しベタベタする。
半年後には時々痒いが調子は良くなった。
昨年末にお電話があった時は、乾燥からか、陰嚢はよくなったが股の付け根が痒くて掻いて、傷になっているとのこと。
カタライザーは殺菌と同時に傷を修復する力もありますので、スキンケアをしっかりするようにお話ししました。
そして昨日のお電話では、色素沈着は残っているが痒みもほとんど出なくなったので治療は止めてもいいか、とのお問合せ。
色素沈着が取れるまでは頑張るようにお話して、継続していただくようになりました。
他の皮膚病でもそうですが、陰部湿疹とアトピー性皮膚炎は最後まで色素沈着が残ってしまいます。
炎症、痒みが治まったからといって止めてしまわずに、自分の皮膚に戻るまでは頑張ってもらいたいですね。