10月1日のブログに書いていた、離脱がなかったEさん。
10月の中旬過ぎに来店された時、少しずつですが、手や首、顔にと離脱症状が出始めています。
本人には、最初に20年間ステロイドを塗り続けておられたため、「必ず離脱症状が出ますよ」と言っていたので不安には思われておりませんでしたが、何故今頃離脱症状が出始めたのだろうと不思議に思っておられます。
ステロイド、すなわちコルチゾールは、身体が産生、あるいは外から体内に取り入れた際に、即利用されるわけではありません。
人間の血液中には、CBG(コルチゾール結合グロブリン)という、コルチゾールを保存しておくグロブリンがあります。
体内で産生、あるいは取り入れられたコルチゾールは、いったんこのCBGにホールドされます。
ステロイドを止めて、離脱症状が出ないときは、このCBGの解放により、コルチゾールが血液中に増加した場合が考えられます。
これは身体の副腎機能が力を取り戻したわけではありません。
ですから、再びコルチゾールは減少の傾向をたどることになり、離脱症状が出てくるのです。
Eさんの場合も20年間塗り続けたステロイドがCBGにホールドされ、それが出ていた状態だったのです。
8月21日の治療時より、天然酵素のカタライザーをしっかり塗布して飲用もしておられるため、徐々にですが副腎機能も回復していっています。
そのため離脱症状もそれほどひどくはありません。
今からは乾燥も強くなってきますので、乾燥対策もしっかりアドバイスしておきました。
本人も昨年の今の時期の痒みや皮膚症状に比べたら、随分楽になっているそうで、「治療に頑張るぞ」と、意欲満々です。
私達も次に来店されるのを楽しみにしています。
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