アトピーの痒みとステロイドについて

アトピー性皮膚炎の一番の悩みは痒みですね。
 
●アトピー性皮膚炎のつらい痒み
アトピー性皮膚炎は皮膚炎だからかかなければ治る„という人もいます。痒みを我慢できるかというと、一度かかった人はよくわかると思いますが、途方もないストレスが生じてかえってアトピー性皮膚炎はひどくなっていきます。いつの間にか無意識にかきむしってしまいます。
 
●どうしてアトピー性皮膚炎は痒いのでしょうか?
体がアレルゲンと接触して、アレルギー反応が皮膚に現れるからです。その痒さを我慢して、皮膚をかきむしることなく過ごすことができるなら、皮膚はひどくなりません。どんなに辛抱強い大人も、無意識にかき始めて皮膚を傷つけてしまいます。傷ついた皮膚から細菌が感染して、本格的な皮膚炎に発展していきます。アトピー性皮膚炎による皮膚炎はただアレルギーではなく、多くの場合、感染症を合併しているので治りにくいのです。
 
●アトピー性皮膚炎の一時的治療
炎症や症状が出て悩ませているのは皮膚の表面ですから、まずそこの苦しみを抑える必要がありますが、表面の皮膚の症状が治まったとしても、アトピー性皮膚炎の原因は皮膚の表面にはないわけです。これだけで根本の治療にはなりません。一時しのぎの治療に過ぎません。
この炎症を、一時的に治療させるための、特別にすぐれた薬がステロイド剤です。
 
【ステロイド剤とは?】
  ステロイド剤は劇的に治癒する薬効があります。
  アトピー性皮膚炎に関しては、そのほとんどが再発することが問題視されてきました。しかも再発するたびに皮膚の症状が悪くなり、どんどん悪化すると言われています。ステロイド剤のイメージは患者さんにとっても怖い?というイメージすらあります。
  ステロイド剤は人体の副腎が、ストレス等が起こった時に分泌されるホルモンでとても重要なものです。体の中から自然に分泌されるホルモンで問題はありません。
 
ステロイド剤も正しく使用すれば怖い薬ではありません。
ただし、根本的なアトピー性皮膚炎対策法と併用しないと、いつまでも手放せなくなって
います。しいては感染症に・・・
 
明日は感染症について、書いてみます。
 
 
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